磯山邸の”くみこ”を観察してみた
こんにちは!
年末感が強くなってきましたね!みなさんいかがお過ごしでしょうか?
今回も年末年始は茨城ですごす予定の協力隊のあやきですヽ(^o^)丿だって飛行機高いんだもん(´;ω;`)
年末年始は役所関係の場所はほとんどがおやすみになってしまいます。磯山邸も例にもれず休館中です・・・・ぜひ年明けに来てほしいなあ~という気持ちも込めて、磯山邸の”くみこ”についてお届けします♪
磯山邸の”くみこ”
容姿端麗な”くみこ”さん、ではありません。
組子です。
釘を一本も使用せずに、木に掘った穴や溝を組み合わせて作られます。なんと飛鳥時代から受け継がれている伝統工芸なのです👀
コンマ1ミリのの寸法の違いで組付けがうまくできなくなってしまう繊細さがあります。組子師になるには何十年もの修行と経験を積む必要があります。
さらに、良質な材料を選別できる目もなければ美しい組子を作り上げることはできません。
複雑ということは・・・
技術が結集してしあがるということは、それだけ時間がかかるということです。
デザインが複雑になればなるほど作成には時間がかかるわけです。そうなると当然お値段もあがりますよね。ちょろっと調べてみるとこんな感じ。
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わお。
高級品だわ。
磯山邸は約120年前に建てられた家屋です。農家さんではなく金融関係のお仕事をしている家だったとか。
そのころは日本が農業中心の国から工業中心の国に変わろうとしていた時代です。電気やガス、水道などが家庭には届とどいていませんでした。
となると、日が昇れば起きて、沈めば寝るという生活をしてたんだろうなあ(*´ω`)
水は井戸水、食事はまきや炭を燃やして作り、油を使った「あんどん」などで明かりを取っていたのがちょうど100年くらい前のことだそう。
そんな時代に数種類の組子を使った戸があるということは・・・結構なお宅だったのでしょう👀
観察するのも面白い!
さて、磯山邸の組子の一部をご紹介します。
まずはこちら。
たんぽぽのような形が細かいですよね!削るの大変そう・・・。
こちらは割と簡単そう?とはいうものの決しマネはできません。
こちらもとてもマネできません(当たり前)。
ちなみに組子は水拭きが可能なんだそうです。ただ、頑丈なものではないので配慮が必要ですね。
磯山邸をキレイにし始めたころ、ガラスは張られていなかったそうですが、一般の方に開放する場合に保護できるものがあった方が良いだろうということでガラス板をはめました。
これ以外にも障子紙が張られた部分に複雑な組子がみられるので、ぜひ観察してみてください♪
古民家についてよく知らなかったわたしでも「ほお~」「へえ~」と言って楽しめましたよ(`・ω・´)b
では今回はここまで!
さいごまでお付き合いいただきありがとうございました(*^^*)♪