間近で見る車いすのタックル

こんにちは!

朝晩どころか日中まで寒くなってきてコタツから離れられない協力隊のあやきです…

ゴロゴロばかりもしてられません!運動!運動!

ということで、今回は車いすラグビーについて少しだけ触れていこうと思います。

 

 

潮来市潮来第二中学校へ!

この日訪れたのは潮来第二中学校の体育館。

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ふと目に留まった校歌

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北浦というワードが入っているあたりが潮来らしいです。在学中なんどもなんども歌うので、似たフレーズがあると頭の中でずっと流れてたりしますよね。

 

潮来二中に三阪さんがやってきた!

体育館に校歌を見に来たわけではありません(当たり前)。

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体育館にあつまる生徒たち。何が始まるかというと・・・

「パラスポーツの可能性」

パラリンピックが教えてくれたこと~

と題して、車いすラグビー元日本代表で現日本代表コーチとしてご活躍中の三阪洋行さんによるご講演です!

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ご自身で車を運転して、車から車いすを用意して移動して…

たまたま学校に到着したタイミングで三阪さんもいらっしゃったのでその様子を遠くから見ていたのですが、スポーツマンでした!スポーツをやっている人をはじめとして、信念を持っている人が放つオーラのようなものを感じました。

 

車いすラグビーって?

体育館に三阪さんが登場し、さっそくお話が始まります。

まずは「車いすラグビーのルールって知ってる?」というお話からです。

正直、わたしも知識がゼロに近い状態でした。体育館の中で車いすに乗ってやるラグビーだよね?くらいあっさりとしたことしかわかりません。

生徒たちも同じだったようで、真剣に耳を傾けていました。

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車いすはオフェンス用とディフェンス用があるんだって👀!

まず、車いすラグビーは、頸髄損傷や上下肢の欠損、病気などで四肢に障がいがある選手が競技します。障がいが軽い人が集まれば強いんじゃ?と思うかもしれませんが、障がいの程度によって各選手には点数がつけられているんです。

0.5から3.5まで、0.5刻みで7つに分けられ、コート上でプレーする4人の選手の点数の合計が8点以内になるようチームを作らなければなりません。

 

さらに、男女による区別がないので、混合で試合を行います。ただし、女性1人につき0.5点の加点が認められるそうで、女性1人男性3人のチームならば、8.5点までOKということになります。

 

その他、

◎10秒に1回はドリブルをしなくてはならない

◎前へのパスはOK

など一般的なラグビーとは異なる部分があります。

 

タックルを体験!

ルールが違う部分もありますが、共通点もあります。

ラグビーといえば、スクラムとかタックルとかなんだか激しいイメージがありますが、車いすラグビーもタックルOKです。

パラ競技の中で車いす同士の接触が認められている唯一の競技が車いすラグビーなんです。

と、いうわけで生徒が三阪さんのタックルを体験します!

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ドキドキ・・・・

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「大中小の強さだったらどれがいい?」

「…小でお願いします・・・」

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ドンッッ!!!

確かにスピードは速くないかもしれませんが、音が!すごい!

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「めっちゃ怖かったです・・!」

見ているこちらも怖かったですもの…

 

先生もタックルを体験!

「生徒さん相手にすればそりゃあ多少は手加減しますよ。」

と三阪さん。そこで先生が登場します。

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緊張が伝わってくる…

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「行きますよー!試合を意識して、タックルの時、先生も前に進んできてください!」

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来る来る来る来るゥゥウウウウ!!!

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ドゥアンゴァン!!!!

もう、なんていうんでしょう、空気が揺れました。音も大きかった👀!!びっくりしたーーー!!

先生曰く、「三阪さん、進むのメチャクチャ早いんですよ!でも自分はそんなに早く進めなくて…とにかく衝撃もすごいし!!」と興奮しながら語ってくれました。

 

自分の価値を高める

三阪さんは、高校のラグビー部で練習中にけがをして車いす生活になったそうです。

「もう自分の足で歩くことはできない」と医師につげられたときは、もう何もしたくないと絶望感でいっぱいだったそうです。

そんな三阪さんを変えたのはウィルチェアラグビー車いすラグビーでした。

障がいを負って以降、次の日が来るのが憂鬱でしかなかった三阪さんが、ウィルチェアラグビーの練習に参加できると決まったその夜は「次の日が楽しみすぎる!」とウキウキして眠れなかったとのこと。

 

ニュージーランドラグビー留学したことも三阪さんを変える大きなきっかけになったそうです。

車いすラグビーのことだけでなく、「受け入れて、前に進めば世界は変わる」ということを身をもって学んできたそうです。

車いすだと、背伸びしないと届かない高さにあるものは自分で取ることはできません。でも、それを受け入れて誰か別の人に「取ってほしい」と頼むことができれば、そのモノを取ることができるようになります。

「できない」ことを自ら理解して、それを他人にもわかってもらうことの大切さを知ったとお話してくれました。

 

もっとこうなりたい、こういう自分になりたい、こんな自分にしていきたいと、自分への期待を高めることが自分の価値を高めることにつながります。

思い描いたことが叶わなくても、別の方法で実現することはできます。

自分がどうなりたいか、いまいちど考え直してみよう。

 

わたしは自分がどうなりたいかをきちんと考えられているだろうか?ことばにできるだろうか…?そんなことを考える時間になりました。

 

気持ちはいますぐに変えられます。

一つ一つの理由を考えて行動していこうと思います(`・ω・´)b

 

パラリンピックがすごく楽しみになりました~!!!

車いすバスケが当選したのです✨)

 

では今回はここまで!

さいごまでお付き合いいただきありがとうございました(*^^*)